WordPress管理画面にBasic認証を設置する方法

1.htaccessの作成

メモ帳などテキストエディタを起動し、下記を入力します。
入力後、ファイル名「htaccess.txt」として保存します。

htaccess.txtの記述

<Files wp-login.php>
AuthType Basic
AuthName "Please enter your ID and password"
AuthUserFile /var/www/sites/お客様のドメイン名/htdocs/.htpasswd
require valid-user
</Files>

※4行目に日本語が含まれている場合、文字化けする可能性が高いので注意!

 

2.htpasswdの作成
※.htpasswdとは、.htaccessでBasic認証を行う際のIDとパスワードが記述されている

ファイルのことです。中身は、テキスト形式で1行1アカウントで構成されています。
メモ帳などテキストエディタを起動し、下記1行を入力します。
入力後、ファイル名「.htpasswd.txt」として保存します。

ユーザー名:暗号化されたパスワード

パスワードは暗号化がされているため、.htaccessのようにテキストエディタで
そのままパスワードを記入して作成しても、認証は行えません。任意のパスワードを
暗号化するためには、こちらの「簡易版パスワード生成ツール」をご利用ください。
作成すると、下記のような例になります。

.htpasswdの記述

nagoya:PNdiyokIE6mfc

 

3.FTP接続
FTP接続し、「.htaccess」と「.htpasswd」をそれぞれの保存先にアップロードします。

 

4.htaccessの保存先
.htaccessは、wordpressの「wp-login.php」と同ディレクトリ内に設置します。
【例】下記WordPress管理画面が下記URLの場合
http://example.com/worpdpress/wp-login.php
basicw1

 

5.htpasswdの保存先
/webと同階層
basicw1

 

6.ファイル名のリネーム
アップロード後、それぞれファイル名を変更します。
【変更前】htaccess.txt   ⇒ 【変更後】.htaccess
【変更前】htpasswd.txt ⇒ 【変更後】.htpasswd
basicw3

 

7.動作確認
Basic認証をかけたいページにアクセスし、下記のようなダイアログボックスが
出てきたらアクセス制限がかかっています。
設定したユーザ名とパスワードを入力し、認証が通るか確認してください。
basic6

 

WordPressログイン画面が表示されたら、Basic認証の設置は完了です。
basic6
認証エラーになる場合は、以下の理由が考えられます。
1.)「ユーザ名」「パスワード」のタイプミス
2.)「.htaccess」と「.htpasswd」の置き場所が間違っている
3.)「.htaccess」に記述した4行目のパスが間違っている